均圧結線(均圧環)
- よみ
- きんあつけっせん(きんあつかん)
電機子巻線のコイルエンド(コイルの上側辺と下側辺の渡りの部分)の等電位点を接続する低抵抗の導体。多極直流機で重ね巻か多重波巻のようにブラシ間で電機子並列回路が多い場合、ギャップや磁気抵抗の不均一などのため、各回路の起電力に差が生じ、同一極性のブラシを通じて循環電流が流れ火花発生の原因となる。理論上同電位であるべき箇所を均圧結線によって結べば、循環電流の大部分がここへ流れる。均圧結線はブラシでの火花防止のほか、低抵抗で自由に循環電流を流すため、各極の起磁力の不平衡を修正する役割もある。
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