電圧変動率
- よみ
- でんあつへんどうりつ
電圧変動の全負荷時受電端電圧に対する割合をいい、通常%値で表す。すなわち、受電端無負荷時の受電端電圧(絶対値)を$$V_{r0}$$、全負荷時の受電端電圧(絶対値)を$$V_r$$としたとき
\begin{eqnarray}
&& 電圧変動 = V_{r0}-V_{r} , \\ \\
&& 電圧変動率 = \frac{V_{r0}-V_{r}}{V_{r}}\times 100 〔%〕
\end{eqnarray}
で定義される。
定格周波数、定格電圧において定格力率の定格電流をとるような定格容量負荷を二次端子に接続し、定格二次電圧$$V_{2n}$$となるように一次電圧を調整し、一次電圧を一定に保ったまま無負荷としたときの二次端子電圧を$$V_{20}$$とすると、電圧変動率$$\epsilon$$は、
$$\epsilon = \frac{V_{20}-V_{2n}}{V_{2n}} \times 100$$〔%〕
で表される。
変圧器の電圧変動率は小さいほどよく、これが大きいと、電動機出力、電灯の光度、寿命などに悪影響を与える。電圧変動率の数値は大容量のものが2〔%〕以下で、50$$〔\mathrm{kV \cdot A}〕$$以下の小容量のものは3〔%〕以下になるよう規定されている。
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