400V配電
- よみ
- よんひゃくぼるとはいでん
低圧配電方式の一つで、工場や大形ビルなどの動力負荷の大きい所に採用される電気方式。(a)図に示すように、三相4線式で公称電圧240/415$$〔\mathrm{V}〕$$(負荷電圧230/400$$〔\mathrm{V}〕$$)で配電する方式である(動力専用の場合には、公称電圧415$$〔\mathrm{V}〕$$三相3線式とする場合もある)。
同一容量の負荷の場合、400$$〔\mathrm{V}〕$$配電では、200$$〔\mathrm{V}〕$$三相3線式に比べ電流が小さくなり、配線が細くてすむので配線費を節約できる。また同一配線を使用した場合には、電圧降下、線路損失の面で有利となる。この方式の分岐回路は、放電灯用には230$$〔\mathrm{V}〕$$で、動力用には三相400$$〔\mathrm{V}〕$$で供給するのが普通である。また一般の100$$〔\mathrm{V}〕$$回路には230/100$$〔\mathrm{V}〕$$または、400/100$$〔\mathrm{V}〕$$の二巻線または単巻の降圧トランスを用いて給電する。
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