等価線間距離
- よみ
- とうかせんかんきょり
送電線における電線間の距離。通常の送電
線は一般に各線相互に、また大地に対して対
称性を欠いている。このため、各相のインダ
クタンスや静電容量の値は厳密には違ってい
て、電圧降下その他に不平衡を生じる。そこ
で線路定数の不平衡を除去するため、線路を
数区間に分け、区間ごとに各相の電線の配置
を入れ替え、ねん架を行うことがある。
このように、3相がねん架されている三相線
路において、図に示す電線配置とすると、等
価線間距離Dは、
$$D=\sqrt[3]{D_{ab} \cdot D_{bc} \cdot D_{ca}}$$
として求められる。
電線配列が正三角形の場合、線間距離が等
しいので、等価線間距離は、
$$D_{ab} = D_{bc} = D_{ca} = D$$
となる。
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