電力系統の皮相電力
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- でんりょくけいとうのひそうでんりょく
有効電力と無効電力のベクトル和。交流回
路において、端子電圧の実効値を$$V〔\mathrm{V}〕$$とし、
そのときの電流の実効値を$$I〔\mathrm{A}〕$$とするとき、
皮相電力はその電圧、電流の積$$VI$$であり、単
位は$$〔\mathrm{V \cdot A}〕$$で表される。電力系統では、特に
輸送設備において、通過する電流値(有効電
力と無効電力のベクトル和である皮相電力に
比例)が問題となるので、皮相電力の大きさ
についても考慮する必要がある。このため、
皮相電力の大きさが変圧器、発電機などの電
力機器の大きさを示す尺度として使われる。
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