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太陽電池

よみ
たいようでんち

 p形とn形を接合した単結晶シリコン半導体に光を照射した場合、この光がシリコンに吸収されて正の電荷と負の電荷が発生する。正の電荷はp形シリコンに、負の電荷はn形シリコンに分離され、p層は正に帯電しn層は負に帯電する。このpn層の外部に負荷を接続すると電流が流れるので電池と同じ働きをすることになる。このように光(太陽光あるいは電灯の光など)のエネルギーを直接に直流の電気エネルギーに変換できるので、このような半導体素子からなる電池を太陽電池という。

 シリコンの太陽電池素子は約0.4~0.5$$〔\mathrm{V}〕$$、約25$$〔\mathrm{mA/cm^2}〕$$の電力を得ることができ、理論的には照射した太陽光エネルギー(晴天時約1$$〔\mathrm{kW/m^2}〕$$)の約20〔%〕程度を電力に変換できるはずであるが、現在は10〔%〕程度の効率である。単結晶シリコンのほかには多結晶シリコン、非晶質シリコン(アモルファスシリコン)などがある。

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