ガス冷却炉(GCR)
- よみ
- がすれいきゃくろ(じーしーあーる)
- 英語
- Gas Cooled Reactor
燃料体に天然ウラン(核分裂性の$$\mathrm{^{235}U}$$を約0.7〔%〕含む)を、減速材には黒鉛を、そして冷却材には炭酸ガスを用いている。原子炉内で高温となった炭酸ガス(約1.5$$〔\mathrm{MPa}〕$$)は原子炉からガスダクトを通って熱交換器に導かれ、ここで水管内の水を加熱して蒸気とし、タービンへ蒸気を送っている。熱を奪われた炭酸ガスはガスダクトを経て再び原子炉に戻される。出力の割には原子炉や熱交換器が大形となるとともに冷却材の循環動力が大きいが、蒸気に放射能を含まない。
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