中性子
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- ちゅうせいし
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中性子(ニュートロン)は陽子とともに原子核を構成し、陽子とほぼ同じ質量であり、電荷をもたないため原子核と反応しやすく、原子炉の核反応では重要な役割を果たしている。
原子核の中では、種々の速度(エネルギー)をもつ中性子が、ありとあらゆる方向に飛びかっている。中性子の運動エネルギー$$E$$ は$$\mathrm{eV}$$(1$$〔\mathrm{eV}〕$$= 1.602 × 10$$^{-19}〔\mathrm{J}〕$$= 1.602 × 10$$^{-12}〔\mathrm{erg}〕$$)で表され、次の三つに分類される。
(a) 高速中性子 $$E$$> 0.1$$〔\mathrm{MeV}〕$$(速度$$v$$> 4.4 × 10$$^6〔\mathrm{m/s}〕$$)
(b) 中速中性子 0.1$$〔\mathrm{MeV}〕$$>$$E$$> 1$$〔\mathrm{eV}〕$$(4.4 × 10$$^6$$ >$$v$$> 1.4 × 10$$^4〔\mathrm{m/s}〕$$)
(c) 低速中性子(熱中性子) 1$$〔\mathrm{eV}〕$$>$$E$$(1.4 × 10$$^4〔\mathrm{m/s}〕$$>$$v$$)
また、核分裂により発生する中性子は0.05~17$$〔\mathrm{MeV}〕$$の広範囲にわたっており、平均は約2$$〔\mathrm{MeV}〕$$で、 最も大きい分布は0.75$$〔\mathrm{MeV}〕$$となっている。
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