集じん器
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- しゅうじんき
燃焼排ガス中の微細粒子を捕集して排ガスによる環境への影響を少なくするための設備。「遠心式集じん装置」は排ガスに旋回運動を与え、遠心力により灰粒子を分離・沈着させるもので、捕集可能な粒子径は約数ミクロン以上である。
電気集じん装置は、排ガス中に設置した電極間に直流高電界を与えてコロナ放電を発生させ、排ガス中の微粒子に電荷を与え、クーロン力により電極に微粒子を捕集するもので、約0.1ミクロン以下の粒子も捕集可能である。また、電気式は乾式のほか、ガスの冷却・吸収、粒子の飛散防止などのために内部に水を噴霧する構造の湿式および上流に乾式、下流に湿式を配置したハイブリッド形とする場合がある。
湿式は水の噴霧塔中に排ガスを通過させ微粒子を分離落下させるが、多量の水が必要、腐食対策、回収スラリ処理など扱いが不便である。
バグフィルタは細かい目のフィルタにガスを通過させ、目より大きな粒子を捕集するが圧力損失が大きくなる。
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