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押込通風機

よみ
おしこみつうふうき

 燃焼用空気を火炉内に送り込む機器。通風方式には煙突のみによる自然通風しぜんつうふうと機械的な方法による強制通風きょうせいつうふうがあるが、一般に発電用ボイラには、強制通風が採用されている。強制通風には、押込通風機と誘引通風機とにより火炉内を大気圧よりわずかに負に保つ平衡通風方式へいこうつうふうほうしきと、押込通風機のみで火炉内を正圧にする加圧通風方式かあつつうふうほうしきとがあるが、今日の重油・原油焚きボイラには後者が採用される。加圧通風方式にすると、炉内へ漏入する空気がなくなるためボイラ効率を高めることができ、また、低温腐食、窒素酸化物も低減される。さらに、誘引通風機を必要としないため、所内動力および設備費が低減される。

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