貫流ボイラ
- よみ
- かんりゅうぼいら
ドラムおよび降水管をもたないボイラ。長い管の一端から給水ポンプで押込み、途中で加熱・蒸発・過熱され、管の他端から過熱蒸気を送り出す。ドラムをもたないため、急速起動が可能であるが、給水の純度をより厳密に維持する必要がある。また、蓄熱容量が小さくなるので、負荷変化に対する応動は敏感となり、高度な制御技術が必要である。このボイラは高圧蒸気の発生に適しており、大容量(600~1000MW級)のボイラに使用され、超臨界圧ボイラは必然的にこの形式のボイラになる。
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