水車
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- すいしゃ
流水のエネルギーを軸の回転の運動エネルギーに変え、直結した発電機を回転させる水力発電用原動機。動作原理から分類すると、衝動水車と反動水車の2種類があるが、いずれも流水を作用させるランナ(羽根車)を主軸に固定して、ケーシング内部に収めた構造であり、軸の方向によって立て軸形と横軸形とがある。出力/入力の比率を機械の効率と呼ぶが、水車効率$$\eta_t$$は次のようになる。
$$\eta_t=\frac{水車軸に発生する運動エネルギー\quad\quad}{流水の持っているエネルギー\quad}$$
水車効率は負荷(出力)によって変化する。一般に部分負荷(定格出力より相当に軽い負荷)では効率は低下する。ペルトン水車はフランシス水車に比べて部分負荷での効率がよい。プロペラ水車は部分負荷での効率が悪いが、カプラン水車や斜流水車ではこの欠点が軽減される。
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