水頭
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- すいとう
水の圧力やエネルギーを、それと等価な水柱の高さの$$〔\mathrm{m}〕$$数で表す表示法。水力学では、静止した水中の、ある点から水面までの高さを水頭(ヘッド)と呼び、長さの単位の$$〔\mathrm{m}〕$$数で表して、圧力やエネルギーの大きさの尺度として代用する方法が採用される。この方法によれば、流水通路の摩擦抵抗による水圧降下なども、圧力の単位の$$〔\mathrm{N/m^2}〕$$や$$〔\mathrm{kg/m^2}〕$$でなく、長さの単位の$$〔\mathrm{m}〕$$数にそろえて計算することができるので便利である。水力学の基礎となるベルヌーイの定理も、この水頭の考え方で組み立てられている。
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