「 切欠き感度係数 」

　切欠き試験片の形状、寸法および材質による切欠き係数と形状係数との一致の程度
（切欠きに対する感度）を表す係数をいう。

　$$η$$の記号を用いる。この関係から次の式が成立する。

　　$$\eta=\frac{\beta-1}{\alpha-1}$$

　ここに、$$η$$は、一般に切欠き試験片の形状、寸法によって異なる。

　すなわち、$$β＝α$$ならば、$$η＝1$$であり、このとき材料は切欠きに敏感であるとい
い、$$β＞α$$ならば、$$η＝0$$であり、このとき材料は切欠きに鈍感であるという。