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アンペアの周回積分の法則

よみ
あんぺあのしゅうかいせきぶんのほうそく

 電流によって作られる磁界の強さ$$H$$を求める法則の一つ。

 (a)図のような閉曲線上の長さ$$\Delta l〔\mathrm{m}〕$$を考え、この点の磁界の強さの$$\Delta l$$の方向成分を$$H〔\mathrm{A/m}〕$$とすると、$$Σ{H \Delta l} =I$$が成り立つ。

 特に電流が無限長直線の場合、電流を中心とする半径$$a〔\mathrm{m}〕$$の円上の$$H$$は、上式により、次のように求まる。

1789-1

  $$H =\frac{I}{\sum \Delta l} = \frac{I}{2\pi a}\mathrm{〔A/m〕}$$

 

 また、(b)図のような巻数nのソレノイドの中心から$$a〔\mathrm{m}〕$$の点の磁界は$$Σ{H \Delta l}=I$$の式により、次のようになる。

 

  $$H = \frac{nI}{\sum \Delta l} = \frac{nI}{2\pi a}\mathrm{〔A/m〕}$$

 

 上式の分子の$$nI$$は、鉄心の磁気回路の起磁力に相当している。

1789-2

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