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生産形態

よみ
せいさんけいたい

 注文方式による区分、製品の種類数による区分、仕事の流し方による区分の3つに大別できる。とくに、製品の種類が多いか少ないかによって、多品種少量生産と少品種多量生産に分けられ、その長所・短所は表のような特徴を有する。

表9-5 少品種多量生産と多品種少量生産の長所・短所

長  所 短  所

少品種

多量生産

①生産工程の機械化が可能

②段取替えのロスがなく習熟化が早い

③材料の多量購入により、仕入れ価格が下がるうえに、歩留率を向上させるために材料費が大幅に引き下げられる

④大ロットで生産できる

⑤操業度が安定し原価が安くなる

⑥作業の専門化、分業化がしやすい

①品種や生産量の変化に適応しにくい

②設備投資額が大きい

③品種切換の困難さ

④単純作業と成りやすい

⑤操業度が低下したとき、固定費の負担が大である

多品種

少量生産

①品種切換が容易

②設備負担が少ない

③融通性に富んでいる

④製品の死蔵化の危険がない

①熟練工を多く必要とする

②仕事量が少なく段取替えがひんぱんに発生するため稼働率が低くなる

③工程管理、原価管理、外注管理が困難

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