核融合
- よみ
- かくゆうごう
- 英語
- nuclear fusion
核融合とは、二つの軽い原子核が反応して、元の原子核のどちらよりも重い原子核を少なくとも一つと、余分のエネルギーとを生じる現象をいう。
軽い元素が合体してエネルギーを放出する原理を応用するものである。ただし、1億度以上に加熱する技術上の問題の解決が必要である。核融合の燃料である重水素(普通の水素の2倍の重さをもつ水素)は海中に無尽蔵に存在する。三重水素はリチウムが核融合炉の中で自己生産することができる。また、リチウムは資源として十分な量があるが、海中に無尽蔵に存在する。
クリーンエネルギーである核融合の開発の目標とする平成50年に向けて、世界的規模での協力を必要とされ、その研究・開発に必要な実験炉の建設に向けて日本もその設置に名乗りを上げている。
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