「 定電流変圧器 」

　二次電流がある値以上増加しないような変圧器。

　図のように、鉄心中に漏れ磁束の通路となる磁路を設け、二次電流が増加しようとすると漏れ磁束が増大し、漏れリアクタンス降下が大となるため二次電圧が下り、二次電流がある値以上増加しないように働く。定電流変圧器は磁気漏じきもれ変圧器へんあつきとも呼ばれ、放電灯、アーク溶接機のように電圧、電流特性が負である負荷に対してはこのような特性を必要とする。用途には溶接用、ネオン灯用がある。